なんとなく内装材に無垢材を使用すると、落ち着いた気持ちになると感じませんか?
それについて実際の試験によりわかってきたことがあります。
(参照 木の家の健康を研究する会)
『内装に木材を使用した部屋はいつも同じ香り成分を放つ?』
香りは嗅覚を通して感情や記憶を司る大脳辺縁系にダイレクトに作用し、私たちに様々な効果を与えると言われています。
スギの無垢材は豊富な香りを有しており、その香りの大半を占める成分は「セスキテルペン類」です。
この香り成分によりリラックス効果が得られます。
試験の結果、スギ無垢材を内装材に用いた部屋では、非無垢材を内装に用いた部屋に比べて、この「セスキテルペン類」の平均濃度は
最大で4倍以上高く検出されました。
しかし、この香り成分は温度による影響を受けやすいため、暑い夏に高く、寒い冬に低いことがわかっています。
しかし季節による変動はあるものの、経過年数による明らかな香の減少は確認されず、部屋の中の空気に含まれる木の香りが維持されていることも分かりました。
そのため、
無垢のスギ材を内装に用いた住まいはいつまでも豊かな香を有しています。
目に見えない揮発性成分だからこそ、石油系製品の素材ばかりではなく安心して過ごせる素材にこだわりたいですね。
ちなみに福井ではこのスギ材がたくさん採れるので、県が住まいに使用してもらうことを強く推進しています。
補助金制度もありますので、気になる方はお気軽にご相談ください。
「木の家」の健康を科学する その2(木の家ではよく眠れるという話は本当?)はこちら