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暮らしにメリットを生む減築リノベーション

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“邸宅”とか“豪邸”といわれるような大きな家にあこがれる気持ちは誰しもありますが、実際に大きな家に住んでみると、思いのほか住む人の負担が大きいことに気付くはずです。毎日の掃除や維持管理、光熱費の問題など、時として日々の負担に重荷になることも。


永家舎では、100坪を超える敷地に建つ広い家屋や古民家のリノベーションを請け負うことも少なくありません。なかには、あとから増築を繰り返し、規模が大きくなっていった家もあります。

そんなとき、リノベーションの一環として『減築』を提案することがあります。

 

減築リノベーションがもたらすメリット


 

日々の負担を軽減できる

減築によって得られる最大のメリットは、心身ともに“身軽になれる”という点。

必要以上の空間を減らすことで、掃除や維持管理の手間と費用が軽減され、それにともない日々のストレスも自然と減少していきます。物置と化し、きちんと使えていない空間を掃除しながらため息をつくことも、もうありません。

 

建物の傷みを軽減できる

あとから増築した部分は、日当たりや風通しが悪くなり、湿気がたまりやすくなって建物の傷みが早くなります。

そんなときは、増築した部分を減築して健全な状態に戻してあげることで、建物の寿命を伸ばしてあげることができます。

 

関連記事:家が手狭になってきた。増築するべき?

関連記事:リノベーションで減築するのはどんなとき?


減築のデメリットとその解決策
 


私たち実務者としては、必要な減築にデメリットを感じることはさほどありませんが、

「子どもが帰省したときの部屋がなくなってしまう」

「普段使わないものをしまう場所が減ってしまう」

という理由で減築を躊躇されるお客さまは少なくありません。

確かに、減築前と比べれば面積や部屋数は減るかもしれません。しかし、それで困るのは慣れるまでの間だけ。むしろ、残りの長い年月を快適に過ごせる環境を選ぶことの方が重要です。

減築に不安があるのなら、リビングの一角に間仕切りできる畳コーナーをつくったり、これを機に断捨離を試みたりと、減築によって生じる問題を1つひとつ拾い出し、クリアにしていく方法を、私たちと一緒に考えましょう。


減築は面積を“減らす”のが目的ではない

毎日の暮らしが楽になる。

将来の心配ごとが減る。

維持費が下がる。

そして何より、心がすっと軽くなる。

 

減築は、ただ面積を減らすための手段ではなく、本当に必要な空間を見極め、より質の高い暮らしを実現するためのアプローチの一環なのです。

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