初夏の訪れとともに、熱中症への警戒が欠かせない季節になりました。
めまいから始まり、倦怠感、嘔吐、頭痛、体温の上昇。やがて意識がもうろうとし、最終的には死に至ることもあるという、熱中症。
実は、熱中症による死亡事故は、庭を含めた自宅内でもっとも多く発生しているのをご存知ですか?
総務省消防庁の調べによると、2023年の熱中症による死亡者数のうち、約7割が家の中や庭で亡くなっています。
広い敷地の家が多い福井県では、休日、庭いじりや畑仕事を楽しむ方も多いでしょう。作業に没頭するあまり、気づかないうちに熱中症のリスクが高まっているかもしれませんよ。
暑い時期に長時間外仕事をするのであれば、「家の庭だから」と油断せずに、必ず対策を。小まめに日陰に入り、水分を摂る。だるさを感じたら、風通しのよいところで休む。
シェードやオーニングを設置してもよいのですが、おすすめはなんといっても軒下空間。面倒な準備もなく、いつでも日陰に避難できます。
ウッドデッキに座って、用意しておいた水筒から水分補給を。掃き出し窓がキッチンに近ければ、のどの渇きを感じたるたびに冷蔵庫へ飲み物を取りに行けるのも大きな安心材料です。
風に当たりながら、しばらくデッキの上で横になって休むのもいいでしょう。
お子さまの外遊びや友人・知人とのBBQの際にも、この軒下空間が活躍します。
そろそろ休憩が必要かなと思ったら、スイカやジュース、アイスなどを用意して子どもたちを軒下へ。
庭にセットしたBBQコンロでお肉や野菜を焼き、食べるときにはみんなで軒下へ。
住まいづくりにおいて、健康や安全への配慮は欠かせません。その視点を持ちながら、暮らしの質を高めるアイデアを提供していくこと。それが、永家舎の目指すリノベーションです。
軒下空間は、リノベーションによってあとからつくることも可能です。
夏こそ、思い切り外で遊びたい、庭仕事を楽しみたいという方は、熱中症リスクを下げつつ憩いの場として活躍してくれる軒下空間づくりを、ぜひご検討ください。