本日は、当社のリノベーション施工事例をご紹介いたします。
〈お客様DATA〉
・福井市のK様邸
・60代のご夫婦、30代の息子さん、お母様
たまたま完成見学会へお越しくださったところ、その住まいがK様の同級生のお宅だったというご縁もあり、永家舎でリノベーション計画をお手伝いさせていただくことになりました。
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建物自体の老朽化もありましたが、それ以上に気にされていたのが軟弱地盤による地盤沈下。いろいろな会社の見学会や展示場を見に行ったものの、唯一、親身に相談に乗ってくれたのが永家舎だったといいます。
建物に関しては「こうしたい」という明確な要望があったわけではなく、K様のしたい暮らしや想いを拾い上げて、こちらから最適なプランをご提案させていただくことに。
玄関戸を開けると、月と山をモチーフにした飾り棚のある上質な空間が、お客さまをお出迎え。上部へ広がる吹き抜けと、既存の柱や梁を見せた趣ある玄関ホール。
家族用の出入口を別に設けたため、いつでもすっきりとした玄関でお客さまをおもてなしすることができます。
リビングには、家族みんなが楽しく集える空間として小上がりの畳スペースを設けました。
大きな窓とウッドデッキで家の中と外につながりを持たせています。デッキを高めに設定したので、窓を開けてベンチのように腰かけられるのがポイント。
天井は一部分を板張りにして、アクセントをつけました。
小上がりの横にある書斎コーナーは、目の前に広がる庭を眺め、家族との会話を楽しみながら作業のできるお気に入りの空間。
浴室まわりの動線は、家事の労力を最大限に軽減するよう計画しました。
脱いだものを洗濯し、干して畳んで収納するという一連の作業が、3畳分の脱衣室と4.5畳分の広い家事室ですべて完結してしまいます。
足腰に不安があるとのことで、間取りは将来に備えて生活しやすく変更しました。
玄関を入ってすぐ目の前、二間続きの和室があったところをLDKに。そのすぐ近くに水まわりと寝室を配置。
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もともと茶の間や台所、水まわりのあったスペースは立派な続き間の座敷になりました。
間取りや動線の変更による快適性の向上とともに、冬の寒さや結露、耐震性の不安もリノベーションでしっかり解消。
「とにかく快適です」と、K様ご夫婦。
今でも思い出すのは、壁をすべて解体し、家がスケルトン状態だったとき、平成30年の豪雪に見舞われたこと。「なんでこんな時に大雪が降るのかな」と思ったことも、今ではお互い笑顔で語れる思い出です。
これからは新しくなったお住まいで、1つひとつ楽しい思い出を増やしていってくださいね。