コロナ禍を機に、福井県でもリモートワークを取り入れる企業が増えています。
弊社でもリモートワークは導入されていますし、お客さまからも同様の声を聞いています。
それにともないリフォーム・リノベーションの際に「ワークスペースを設置したい」というご要望が増えています。
新たな要望というよりは、数年前まではスタディスコーナーや家事コーナーといわれていたものが形を変えたという感じでしょうか。
ワークスペースを計画するにあたり、まず考えたいのが“どれくらい家族とつながった状態で仕事をするか”ということ。
わかりやすく分類すると、
・完全オープン型
・セミオープン型
・セミクローズ型
・完全クローズ型
の4段階に分けられます。
ご本人の意向もありますが、仕事の内容によっても、どのスタイルを選択するかは違ってくるでしょう。
ウェブ会議のある仕事なら、ある程度は静かで落ち着いた環境が必要です。すぐに身だしなみを整えられるよう、上着をかけておけるスペースがあると便利ですね。
重要書類を扱うのであれば、できるだけ個室に近い状態がいいですね。鍵付きの引き出しがあるデスクも必要です。
パソコン一台あればこなせる仕事なら、場所や広さを選びません。最近では空いたスペースに置くだけの、ボックスタイプのワークブースなどもあるようです。
リノベーションの場合は“空間の有効利用”がテーマになるため、使える面積に限りのある新築に比べると、比較的個室化もしやすいのではないでしょうか。
それにしても、時流というのは面白いですね。
一昔前には、ヒアリングの際に必ず「ご主人の書斎は必要ですか?」と質問していたものですが、今また改めてお父さんが市民権を得ているという印象です。
もちろん、共働き家庭の多い福井のこと。お母さん側のワークスペースだったり、ご夫婦二人で共有したりということも考えられます。
形に囚われず、今後の働き方に合わせて自由に計画してみると面白いかもしれませんね。