そろそろ、2020年改正省エネ基準義務化!!
基準の明確化と計算ソフトの充実で、容易に住まいの
性能を試算出来るようになった事は
すごく、喜ばしい事です。
簡単に数値を出せて性能を明示できます。
しかし性能を謳えば、何かすごくみんなに快適で良い
住まいを提供出来ている様に感じてしまいます。
世間でも、TVやチラシを見ていると、性能が良い家が
一番快適な家だと思わせている様な気がします。
本当に、性能いい!→快適!!な住まいに
なるのでしょうか?
確かに、性能のいい断熱材をいっぱい押し込み・
窓を小さく・性能抜群のサッシを組み込めば、
すぐに誰にでも、性能値的に
【冬 暖かそう・夏 涼しそう】な住まいが
出来上がります。
雰囲気、窓の小さな「ハイジのおんじ」の
山小屋も素敵です。私も大好きです。
でも、サツキとメイの家はもっと大好きです。
ただ、万人がそれを快適な住まいだと
思うかどうか?です。
性能値的には不利ですが、大きな窓が大好きな方も
居られるのではないでしょうか。
外部(外の空気や緑やお日さま)をいっぱい感じたい方も
居られるのではないでしょうか。
人それぞれで、快適に思う事が違います。
私達がすることは、
性能の追求から快適さを図るのではなく、
いかに設計の力で、性能を補てんし心地よい
住まいを提供できるか。
性能を無視していいと言っているのではありません。
同じ外皮計算値でも、断熱性能は違います。
建物をよく理解し、そこに住まう家族が思う快適さの追求
から、最善の性能を極める事でしょう。
設計プランナー 堀江 敏信
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