『木の家には調湿作効果がある?』
このことについて、実際の試験によりわかってきたことがあります。
(参照:木の家の健康を研究する会)
木の家には調温・調湿機能はあるのだろうか?
睡眠中に調湿機能について、無垢材の家と非無垢材の家で比較する実験を行いました。
いくつかの実験を行いましたが、
いずれにおいても実験棟間で室温の差異は見られませんでした。
これは調温機能は無い事を示しています。
一方で、木の家には調湿効果があるといわれています。
具体的には湿度が高い時には湿気を吸収し、乾燥時には湿気を放出します。
そうすることにより、
湿度に応じた除湿・加湿の2つの働きをします。
木の家の調湿機能を調べるために、睡眠中の湿度の変化について実験を行いました。
無垢材の家と非無垢材の家で睡眠中の相対湿度を1時間ごとに調べました。
また、季節によって違いがあるかを調べるために、夏と冬で実験を行いました。
実験の結果、
無垢材の家では非無垢材の家と比較して相対湿度が約10%低値を示しました。
木の家の調湿効果があることは、快適性を説明する一因であると考えられます。
1年を通して湿度の高い福井で、年中ずっと快適に乗り切るには、調湿効果のある素材を選ぶと良いかもしれませんね。
住む人が快適に安心できるために、素材へのこだわりも大切ですね。