エアコンのカタログの畳数表示って、50年前から変わっていないって知っていますか?
エアコンの畳数表示は、50年前の性能の低い家、すなわち夏暑く冬寒い築50年の家を基準にしているまま。
「6畳用エアコン」を今の性能の高い家の6畳部屋につけると、完全にオーバースペックなのです!
家電業界的には大きな畳数のエアコンが売れた方が良い!?
温熱環境に多少詳しい人であれば、誰でも知っている事実です…。
実は、家の性能を数値化できる家なら、使用するべきエアコンも数値で検討できます。
室内外の温度差によって室内の熱がどれだけ外に逃げるかがわかれば、逃げる熱量分をエアコンでカバーすればいい訳です。
新築で外皮性能が「UA値0.6以下、C値0.7以下(※)」くらいの性能であれば、表示されている畳数の3倍は余裕で空調します。
(※)UA値とは…家の断熱性能を表します。数値が小さいほど断熱性能が高いということです。
(※)C値とは…家全体の隙間の割合を表します。数値が小さいほど気密性が高いということです。
例えば、30坪程度の家でオープンな間取りで60帖と想定した場合、
性能数値的には、冬は1階に14畳用(200V)1台でOK!但し、夏は2階に6畳用が1台は必要です。
暖かい空気は上昇し、冷たい空気は下降するためです。
過剰スペックのエアコンをつけるということは、
80キロで走行想定の車を、いつも30キロくらいでのろのろ運転させるようなもの。
費用も高く、運転効率も悪いです。
逆に、80キロで走行想定の車を、Max80キロで走行し続ける事も故障の原因になります。
そこそこの性能で、エアコンも適正な畳数タイプを選ぶべきです。
家電量販店の店員さんも、電気屋さんも、「大丈夫ですか?」と聞いてきますが、大丈夫です。
断熱リフォームや部分的なリノベーションでも、新築並みとは言えませんが家の性能をそれなりに数値化できます。
家の性能を数値化できれば、適正なエアコンを検討できます。
是非、適正なエアコン選びを相談してみてください。
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