日本の住宅というと、多くの人はまず木造の家を思い浮かべるはずです。
しかし、リノベーションを専門に手がける永家舎では、木造以外の構造で建てられた住宅に出会うことも少なくありません。
店舗兼用や市内中心部に多い3階建て住宅では、その強度と耐久性から鉄骨やRC(鉄筋コンクリート)で建てられたものが多く、バブル経済期になるとC造の戸建て住宅が『豪邸』『邸宅』などと呼ばれ、人気を博したことも。
やがてバブル経済が崩壊し、合理性が重視されるようになると、今度は大手ハウスメーカーによる軽量鉄骨造の家が普及し始めます。
しかし、構造の種類も一長一短。重量鉄骨やRCの建物は強度が高い反面、冬の寒さが著しいという大きな課題があります。
金属やコンクリートは木に比べて熱伝導率が高いため、外気の冷たさが室内に伝わりやすいのが原因ですが、リノベーションの際にはこの点をしっかり改善していかなくてはなりません。
まずは、きちんと断熱材を入れる。さらに内装を木質化することで、冷たい金属やコンクリートの印象を和らげ、暖かみのある室内環境を作り出します。
「暖かみ(温かみ)がある」とか「寒々しい」というのはよく使われる表現ですが、視覚的な効果が人に与える影響は大きく、感情だけでなく生理的な反応も呼び起こすといいます。
そのほか構造的なデメリットといえば、RC造の場合は階段もコンクリートで造られていることがほとんどなので、架け替えができないという点が挙げられます。つまり、その分だけプランニングに制限が出てしまう。
とはいえ、鉄骨やRCはもともと柱や梁などの骨組みだけで建物を支えているため、木造よりも自由度は高いのですが。
鉄骨やRCの住宅は、強度が高く長寿命であると同時に、固定資産という面からみても価値の下がりにくい、いわゆる『贅沢品』です。
定期的なメンテナンスを行い、水漏れや錆びを未然に防ぐことで、資産価値の高い住宅として、永く住まい受け継いでゆくことができるはずです。
永家舎には「木造じゃないからと他社で断られた」というお客さまも多数お越しくださいます。
鉄骨やRCの改修は経験ないから。プレハブ住宅は、そもそも改修してよいものかどうかもわからない。そういう住宅会社は、実は意外と少なくないのです。
現在、永家舎では【
非木造住宅リノベーション相談会】を開催中です。
他社で断られた難しい案件も、永家舎にご相談ください!