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冬だけじゃない、薪ストーブは一年中楽しむもの

  • 暮らしを楽しむ
前回の記事で薪ストーブについて少し触れましたが、火のある暮らしというのはなかなかよいものです。
リノベーションをきっかけに、ずっと気になっていた薪ストーブを入れたいとお考えの方もいるのではないでしょうか(『福井の冬を楽しく過ごすためにできること』参照)。
 
薪ストーブを楽しむには、まず燃料となる薪が必要です。
薪の調達方法がわからないと、なんとなく薪ストーブへのハードルが高く感じてしまいますよね。



しかし、薪の調達は、実はさほど難しいことではありません。
方法は、以下の3つ。

・全部買う
・全部自分で集める
・半分買って、半分集める
 
手っ取り早いのは「すべて買う」ですが、これは結構、費用がかかります。
それならば、できる範囲で「自分で集める」。
これはこれでなかなか楽しいものですが、いきなり右も左もわからない山の中に入って薪集めというのは、あまり現実的とはいえません。
「それなら、どこでどうやって集めればいいの?」と、ここでまた悩んでしまう方も多いでしょう。



薪を自分で集めるには、プロのサポートが役に立ちます。

たとえば、『薪活』というコミュニティをご存じですか?
全国各地で似たような取り組みが行われていますが、福井ではOSLO(オスロ)という薪ストーブ専門店が『薪活』を主催しています。
 
情報が入ると、薪ストーブユーザーはチェーンソーと軽トラを用意し、山へ赴きます。
そこで、伐採された木を自分のチェーンソーで切り、トラックに積んで運べば、労働の対価として運んだ薪の半分を無料でもらえます。
 
『薪活』には初心者から上級者まで、さまざまな薪ストーブユーザーが集まってきます。薪を運んだあとは、大自然の中でワイワイとオーガニックランチを食べながら情報交換など。
ただ薪ストーブを売るのではなく、森林伐採を支援しながら、薪の需要と供給をうまくマッチングさせる。
ユーザーが楽しみながら薪を集めるところまでサービスを提供する。
素晴らしい取り組みですよね。



ちなみに、社名のオスロはノルウェーの首都からとったもの。
極寒のノルウェーにおいて、ライフラインのひとつとして重要な役割を果たしているのが、薪ストーブです。
福井のオスロ社は「日本のオスロになる」ことを目標に活動しているのだとか。
 
薪集めのポイントとして、もう1点。
「薪があるという情報が入ったら、いつでもすぐに取りに行く」
薪ストーブに火を入れるのは冬だけですが、薪ストーブは一年をとおして楽しむもの。オフシーズンから準備を重ね、シーズンに備えます。
手間暇かけて自分で集めた薪は、我が子のように可愛いものですよ。
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