日本の伝統的な建築で、天井と鴨居または長押との間に取りつけられる「欄間」。部屋と部屋の境目や、部屋と縁側の境目に設けられ、採光・通風・装飾などの目的で使われます。
私たちの仕事でも「昔からある欄間を活用したい」というお声をいただくことがあります。
彫刻や組子などの緻密な細工がほどこされた欄間は、捨てるには忍びない芸術品。まして長年、ご家族とともに月日を共にしたものであればなおさらでしょう。
そのようなご家族の想いに私たちも精いっぱい寄り添いたいと考えます。
旧邸から慎重に取り外した欄間は大切に保管され、リノベーションした家に取り付けます。本来の欄間としてはもちろん、新たな価値で再利用した施工事例もご紹介します。
こちらは、組子細工の欄間をキッチンの腰壁や靴収納の戸に再利用した例です。
キッチンの腰壁は、横長の欄間を縦に並べることでモダンな雰囲気を演出。空間にもよく馴染んでいます。
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こちらは、見事な彫刻がほどこされた欄間を玄関ホールの装飾に再利用した例です。
重厚な雰囲気が漂う風格ある玄関に仕上がりました。
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こちらは、松竹梅などおめでたい絵柄を彫刻した欄間です。
玄関まわりの装飾として活用し、華やかな印象を与えています。
その他、格子や一枚板を利用したものなど、様々なデザインの欄間を、今の暮らしにふさわしい快適な住まいの中に蘇らせています。
「代々大切にしてきた昔の材料をなるべく活かしたい」
「愛着ある物を残したい」
「使い勝手を良くしながら、今の家に住み続けたい」
そのような想いをお持ちの方は、ぜひ永家舎にご相談ください。
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