昔の家は田の字や続き間の和室が家の中心となっているものが多く、茶の間と分離された台所、狭い洗面脱衣室、洗濯物は庭や2階のベランダで外干しするなど、生活するうえでの不自由さが目立ちます。
その後、長い年月をかけて間取りのトレンドは変化し、現在では動線を重視した家づくりが一般的になりつつあります。
そのため、古い家にお住まいの方など、使い勝手の悪さや住みづらさの改善のためにリノベーションを検討されることも多いですが、注意したいのは二世帯リノベの場合。
二世帯住宅では、単世帯の家事動線や生活動線とはまた違った配慮が必要となります。
年代が違えば、寝る時間や起きる時間、食事のタイミング、外出の頻度など、生活スタイルもそれぞれ異なります。
そんなご家族が同じ屋根の下で一緒に生活するわけですから、双方が気をつかわず、ストレスなく暮らせることが最重要課題となります。
そのため、まずは双方の生活スタイルとあわせて、水まわりや玄関など共有するスペースと分けたいスペースを確認していきます。
このとき、なぜ分けたいのかという理由も必ず確認します。
→二世帯住宅リノベーション、成功のカギを握るのは?(
https://www.e-uchiya.jp/diary/useful_blog.php?blog_id86=1217)
共有するスペースが決まったら、その部分については少し広めに計画します。
たとえば食事の支度など、親世帯、子世帯、お孫さんも含め、みんなで一緒に立つことも考えられますから、キッチンは大きめに、通路も広めに設定します。
洗面脱衣室を共有するのであれば、面積を広めにとって洗面ボウルを二つ設ける。洗面室と脱衣室を分けてもよいでしょう。
永家舎ではこのようにして、お互いの動作が干渉することなく、快適に生活できるよう配慮しています。
二世帯リノベをご計画中の方は、ぜひ永家舎へご相談ください。
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