先日、「MUQU(ムーク)」の標準床材である無垢床についてお話しさせていただきました(
https://www.e-uchiya.jp/diary/useful_blog.php?blog_id86=1267)。
本日は、「Lact(ラクト)」の標準床材である突板フロアのメリット・デメリットについて説明していきたいと思います。
→ふたつのリノベスタイル「MUQU」と「Lact」(
https://www.e-uchiya.jp/diary/useful_blog.php?blog_id86=1188)
建材品を使用するメリットは、なんといっても色や種類が豊富であること。
工場生産なので価格も手頃なのに加え、無垢材に比べて隙間や床なりが少ないのも利点のひとつです。
耐久性もあり、お手入れはフリーワックスでサッと拭くだけ。
ただし、重いものや角ばったもの、鋭利なものを落としてしまうと、表面がえぐれて下地が露出してしまうことがあります。
ナチュラルな色味の床ならさほど目立ちませんが、ブラックウォールナットなど濃い色の床材だと、下地の色が目立って気になるという方も多いでしょう。
補修も無垢材に比べると手間がかかります。
また、古い家など床がフワフワ浮いているように感じることはありませんか?
あれは、湿気の影響で接着剤がはがれてしまっているのです。フローリングは湿気に弱いため、床下の湿気対策をしっかり行う必要がありますね。
そもそも、突板とは何なのか。木材を紙のように薄くスライスした板材のことで、この板材を下地に貼ったものを突板フロアとよびます。
木目をプリントした合板とは違い、本物の板の風合いを感じることができるのが特徴で、永家舎では上質な空間を演出するため、突板フロアを標準品としています。
無垢床でなくても節のあるもの、ないものなど個性がありますし、最近では抗ウイルスフロアが増えてきているなど、無垢材とは違った安心があるのも建材品ならではといえますね。