リフォームやリノベーションを検討される方は、住まいになんらかのお悩みを持っていらっしゃいます。
なかでも比較的多いのが「暗い」という悩み。
昔の家は、客間として使う座敷を最優先に考えられていたため、南側のいちばんよい場所に和室があるのが普通でした。
だから、ご家族が日常的に過ごす居間が狭くて薄暗いというのは、わりとよくあること。
部屋が暗いという問題を解決するのは、さほど難しいことではなく、間取りの変更である程度は改善が可能です。
そのほかに採光を得る手段として用いられるのが、『減築』。
減築とは建物の床面積を減らす工事のことで、隣家との距離が近い場合など、一部を減築して隣家との間に庭を設け、高さのある掃き出し窓を設けることで、より採光を得やすくなります。
「暗い」といえば、古民家などは家全体にほの暗い印象がありますね。
いちばん明るい座敷でも、深い軒がかかっているため直射日光がサンサンと照り付けるような明るさはありません。
実は、日本人には陰影や濃淡のある風景を美しいと感じる心があり、そういった特有の美意識によって暗さを残したのが、日本の古民家なんですね。
求める明るさ、好む明るさも、その人によって異なります。
どのような空間で、どのような時間を過ごすのか。まずは、あなたの求める暮らしについて、一緒に考えてみませんか?