こんにちは、工務課の浅野です。
リノベーション・民家再生工事を進めるにあたって、間取り・水まわりの住宅設備・暖かさ(断熱)等、
気にかかる事が多々ありますが、
給排水・電気の配管・配線の状態を確認しておく事も大変重要なポイントとなります。
築年数の古い建物だと給水配管が鉄製だったり、排水管が焼き物だったり、電気配線が碍子(ガイシ)引き配線というようなものだったりします。
鉄製の給水配管
焼き物の排水管(土管など)
電気配線:碍子(ガイシ)引き配線
リノベーションでせっかく快適で使いやすい空間になったとしても、
突然水道管の鉄管が錆びて漏水したり、焼き物の排水管が割れて隙間から排水が漏れたり、
布巻きの電気配線からが割れて漏電したり・・。
対処する為にまた壁や床をめくらなければならないという状況になってしまう事があります。
永家舎では、リノベーションの具体的なお打合せに入るまでに、
住まい診断という
『建物の健康診断』を行います。
なるべく
その時点で給排水・電気の配管・配線の状態を調べ、お客様に報告します。
しかし、解体後などに悪い部分が見つかる場合もあります。
リノベーションの施工範囲外の部分に問題がある場合もあり、
解体後、工事を進める前にしっかりお客様にご説明し、どのように工事を進めるかご相談します。
給排水・電気の配管・配線は、建物を人間の身体に例えると血管や消化器官のようなもの。
壁の汚れや雨漏れなどと比べ、支障が出てきても壁や床の中に隠れ、気がつき難いものです。
水道の水が赤く濁る事がある、
お風呂やキッチンの排水の流れが悪くなってきた、
電気の漏電ブレーカーがすぐ落ちる などといった症状が現れてきた時は、
なるべく早めに専門の業者にご相談ください!