住まいの大敵・シロアリとは?
大切な建物を食い荒らす最悪の害虫です。
シロアリ対策は、まず敵を知ることが大切です。
シロアリは1年に一度「群れ飛び」を行い、新しい幼虫(羽アリ)が巣から飛び出していきます。
4月〜5月の昼間、特に午前中に黒色の羽アリが出た場合はヤマトシロアリです。
(福井県生息しているシロアリは、このヤマトシロアリになります。)
光や空気の流れを嫌うのが特徴で、普通土中や木材中に穿孔して活動しています。
そうでない場合は土壌や排泄物で加工したトンネル状の通路(蟻道)を作り、その中を行き来しています。
したがって木材が被害を受けた場合も、
表面は皮一枚残した状態で内部は食い荒らされており発見しにくくなっています。
被害を遠ざける為には…
その1:建物の近くに杭、木材、ダンボール等の餌になるようなものは置かない。
その2:トイレの床(タイル)はなるべく水洗いを避け、拭き掃除をする。
その3:定期的な点検・調査・防蟻薬剤散布
その4:(リノベーションを行う場合)改修部分の薬剤散布はもちろん、既存部分(工事範囲外)の床下にも行う
専門家から…
プロの使用する薬剤は、市販の物とは違い即効性は少ないとのことです。
薬剤が付着したシロアリが巣に帰り仲間に伝染させることで、巣ごと退治するようにしているから、だそうです。