最近よく聞くようになった「リノベーション」という言葉。
「リフォーム」と同じ意味で使っている人も多いのではないでしょうか?
混同しやすい「リフォーム」と「リノベーション」、その違いについてご紹介します。
「リフォーム」
一般的に
“老朽化した建物を新築の状態に戻すこと”を言います。
<After>
<Before>
“マイナスの状態のものをゼロの状態に戻すための機能の回復”という意味合いとして使われることが多く、
外装の塗り直しや、キッチン・お風呂等設備の変更、壁紙の張り替えなどがリフォームに該当します。
「リノベーション」
“既存の建物の性能を新築の状態よりも向上させたり、価値を高めたりすること”を言います。
<After>
<Before>
「リフォーム」の意味合いに対して、「リノベーション」は“プラスαで新たな機能や価値を向上させること”を意味します。
断熱・耐震など住宅性能を高めたり、家族が増えたので仕切りの壁をなくして広々としたLDKにしたりすることなどがリノベーションに該当します。
ちなみにそれぞれ英語では、
「reform」= 悪い状態からの改良
「renovation」= 革新、刷新、修復
という意味を持つのを見ても、分かりやすいのではないでしょうか。
しかし「リノベーション」と「リフォーム」の言葉の使い分けは非常に曖昧で、明確な線引きはされにくくなってきています。
数十年前のライフスタイルと今のライフスタイルは当然異なります。
また、結婚、家族が増える、独立する…といったライフスタイルの変化も当然あるわけで、人によっても年齢や家族構成、趣味嗜好などが異なってきます。
「リノベーション」とは、
住む人の暮らしに合わせた家に再度作り変えることなのです。