春が深まり、新緑が眩しい季節となりました。
自然豊かな福井県。リビングの窓から外を眺めると、目に映るのは庭の景色、遠くに広がる山並み、のどかに田畑の緑のグラデーション。
この時期特有の青々とした風景は、見る者の心を癒し、日常の喧騒から心を解放してくれます。
福井の四季は、それぞれに鮮やかな色彩と感情を持っていますが、冬の静けさから一転して活力に満ちた景色を見せる新緑の季節は、もっとも生命力に満ちあふれています。
そんな福井の特徴を活かし、永家舎では常日頃から、四季の変化を生活の一部として愉しめるようなリノベーションを心がけています。
窓の配置やリビングの設計にはとくに注意を払い、家の中にいても四季折々の自然を感じ取れるように。
そして、その景色と一体になる素材選びにもこだわります。
青々と生い茂る庭の植栽。その向こうに見える、趣ある板塀や薪棚も風景の一部。
もちろん、外から見た景色にも気を配ります。
青空をバックに庭の緑と溶け合う板張りの外壁は、年数が経つほど古びた雰囲気が味になります。
家そのものが周囲の景色と溶け合い、違和感なく調和する。道行く人の目に、そんなふうに映るリノベーションができたらいいですね。
何気ない日常の中に四季の風景が溶け込むことで、私たちの暮らしはより豊かに彩られます。
新緑の季節に、縁側に腰を下ろしてゆったりと景色を眺め、会話を楽しむ時間。リビングのソファに座ってお茶を飲みながら、絵画のような窓の外の景色を眺めて過ごす時間。
そんな何でもない日常の一コマが心を穏やかにし、日々の疲れを癒してくれるような気がしませんか?