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建替え × リノベーションの「固定資産税」

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「家族が増えたから間取りを変えたい」
「子どもが独立して使っていない部屋がある」
「寒くて暗い家をどうにかしたい」など
今住んでいる家に不満や住みにくさを感じている方もいらっしゃるかと思います。
 
そんな時の選択肢としてあげられるのが建替えやリノベーションですが、どちらが最適な選択なのか悩まれるかもしれません。
 
そこで今回は、それぞれの場合にかかる「固定資産税」にスポットを当ててみたいと思います。
 

 

▼固定資産税とは?
そもそも固定資産税とは、所有する土地や家屋に対して課税される税金です。
家屋の場合は「固定資産税評価額」に対して1.4%の税率が課せられます。

新築から3年ごとに評価額が見直され、築年数が経つほど価格が下がります。
そのため築年数の古い家ほど低くなり、木造一戸建ての場合は20年ほどで下限となる当初評価額の20%程度にまで下落します。

建替えとリノベーションの固定資産税は?
では、建替えした場合と、リノベーションした場合の固定資産税を比較してみましょう。
 
建替えの場合はもちろん新築ですから、家屋の評価額は今まで住んでいた家よりも高くなり、固定資産税も多く納めることになります。
 
一方、リノベーションの場合は、新築同様の耐震・断熱性を持たせたり間取りの変更等で住みやすい家に生まれ変わっても家自体の築年数は変わらないため、固定資産税は変わりません。固定資産税を上げずに、暮らしの質を向上できるというわけです。
 
(すべてのリノベーションで固定資産税が変わらないわけではなく、増築など建築確認申請が必要となる工事の場合は上がることがあり、反対に減築で床面積が減るような場合は下がるケースがあります)



毎年払う税金だから長い目で見て考える
1年単位で比べると、新築とリノベーションでそこまで固定資産税額に差がないかもしれません。でも、固定資産税は毎年払う税金なので積もり積もれば大きな差になることも。
建替えにするかリノベーションにするかは慎重に検討したほうが良いですね。

ちなみに、新築の場合、一戸建てなら建築後3年は固定資産税額が1/2になるなどの減額措置があり、リノベーションの場合はバリアフリー化や省エネ化など一定の条件を満たす場合、固定資産税の減額措置を受けられます。
 
建替えとリノベーション、家の状態やお客さまが希望される暮らしなどにより、どちらが最適なのかは一概には言えません。皆さまにとって最適な選択を一緒に考えてみませんか?

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