仮住まいなしでリノベーションする方法がないわけではありません。
しかし、それは現状の間取りと計画の内容によりけりで、場合によっては仮住まいが必須となることもあります。
基本的に、現状と改修後の間取りが大きく変わらない場合には、仮住まいが必要になることが多いです。
たとえば、LDKの位置は変えずにキッチンの向きだけ変える、風呂やトイレ・洗面台を位置はそのままに新しいものに交換するなど。
一見簡単な工事のように見えますが、工事に2〜3か月はかかるので仮住まいは必要でしょう。
ただし、工事期間中は食事を外食やテイクアウトで済ませ、トイレは仮設、入浴や洗濯には銭湯やコインランドリーを利用することが可能であれば、仮住まいなしで対応することも可能でしょう。
工期によっては、仮住まいを借りるより安くすむ場合もあるかもしれません。
間取りの変更をともなうリノベーションの場合は、二期に分けて工事をするという方法があります。
たとえば、今、北側の暗い場所にある台所と茶の間を、日当たりのいい南側へ移すとします。
まずは南側の工事からスタートし、新しいキッチンが完成するまでは現在のキッチンを使用します。LDKをお引き渡しできる状態になった時点で工事範囲を入れ替え、ご家族には新しいキッチンを使用してもらい、既存の台所と茶の間の改修に移ります。
一度に進められないので工期は多少延びますが、仮住まいを借りる費用や引っ越しの手間を考えると、効率的といえるのではないでしょうか。