永家舎のリノベスタイルのひとつ「MUQU」では、杉またはタモの造作家具・建具を標準仕様としています。
オーダーメイドなので、家具も建具もぴったりとサイズを合わせて作ることができるのが最大のメリットです。
造作は「コストが高い」といわれることがありますが、実はそれほど高くつくわけでもありません。
住設メーカーのカップボードと比較すると、ちょうど真ん中のグレードと同じくらいのコストでカップボードを造作することができるんですよ。
そう考えてみると、さほど高いとは感じないのではないでしょうか?
とくにリフォームやリノベーションの場合、もともとあるスペースに家具を納めようと思うと、既製品であっても特注になってしまうことが多く、スケールメリットを得にくいというのもあるでしょう。
さらに、竣工から10年、15年たって不具合が出たとき、既製のメーカー品は「部品の生産が終了している」ことを理由に、一式交換になることも多いです。
その点、造作の場合は家具・建具をつくった木工業者に連絡すれば、半日ほどで不具合を調整してもらうことができます。
メンテナンスのことなど考えると、既製品よりも造作の方がリーズナブルといえるのかもしれません。
なんといっても、無垢の木でつくる造作の家具や建具には、本物の上質感があります。
年々趣を深め、永く大切に使うことでより愛着が増すのもメリットのひとつといえるでしょう。
とくに、よい素材を使った古民家では既成の家具や建具が浮いてしまうので、造作がいいですね。
→ふたつのリノベスタイル「MUQU」と「Lact」(
https://www.e-uchiya.jp/diary/useful_blog.php?blog_id86=1188)