炎のゆらぎには癒しの効果があるといいます。
室内の雰囲気も高まることから、薪ストーブに憧れるという方も少なくないでしょう。
しかし、エアコンや床暖房とは違って、薪ストーブには向き不向きがあります。
薪を作ったり、煙突掃除をしたりが苦にならない人でなければダメですし、暖まるまでに30分から1時間ほどかかるので、すぐに部屋を暖めたいというせっかちな人にも向きません。
ただの暖房器具というより、趣味の道具としての側面が大きいのかもしれませんね。
永家舎では50代、60代のお客さまに、お仕事を定年退職されたあとの新たな趣味として薪ストーブをおすすめすることがあります。
燃料となる薪は、すでにでき上がったものを専門店で購入することもできますが、自分で薪を作る楽しみも薪ストーブの醍醐味のひとつ。
これは実体験ですが、日頃は肩身の狭い父親が薪作りでは主役になれます。親子の趣味として、薪作りを楽しむこともできます。
昔は石油ストーブの上にやかんを置いてお湯を沸かしたり、お鍋を置いてコトコト野菜を煮たりしたものですが、薪ストーブの上で料理をするのもいいものですよ。
家の中にいながらアウトドアの雰囲気を楽しむことができるので、薪ストーブのまわりに自然と家族が集まってきます。
我が家ではだいたい一年の半分くらいは薪ストーブを使っていますが、毎年冬が来るのが楽しみでなりません。
デメリットは、初期費用がかかることでしょうか。
あとは、シーズンオフはオブジェになってしまいますし、薪を置いておく場所も必要です。
どうしても煙や匂いが出ますから、街中にお住まいの方はご近所さんとの関係性が良好かどうかも重要なポイントです。
このように、なにかと手間暇のかかる薪ストーブではありますが、火のある暮らしに興味があるという方は、ぜひ私にご相談ください。
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