大地震が起きたあとなど、ご自宅の耐震性を気にして相談に来られるお客さまが、多くなります。
しかし、新耐震基準を満たしていないような、よほど古い家でない限り、必要以上に耐震性を気にすることはありません。
ご存じない方も多いと思いますが、1995年の阪神淡路大震災では、シロアリ被害や木部に腐朽のあった住宅の9割が全壊。それに対し、シロアリ被害や腐朽のない住宅は約半数が軽微な被害にとどまったという、調査結果があります。
さらに、2016年の熊本地震でも同じような被害が報告されています。
つまり、どれだけ建物の耐震性能を高めても、雨漏りやシロアリなどの問題を放置していれば、意味がないということです。
もちろん、実際に耐震補強が必要な場合もありますが、まずは「きちんとメンテナンスをする」という意識を持つことが大切です。
構造上の問題があるかどうかは、現地調査・ヒアリングをしながら確認していきます。
たとえば、床がフワフワする、建具の開け閉めがしづらいなどは、わかりやすい症状のひとつ。
しかし、床のフワフワは床材の劣化が原因のこともあれば、骨組みにシロアリ被害や腐朽があることで床を支えられなくなっている場合もあります。
建具の開け閉めも、気候によって木が乾燥収縮することで生じるものもあれば、建物が沈下し、傾くことで生じている場合もあります。
建物全体が均等に沈んでいるのであれば問題はありませんが、この場合は現場を確認しながら、対処方法を考えていく必要があるでしょう。
お住まいに不安のある方は、まず永家舎へご相談ください。
現地を確認の上、耐震補強が必要か、耐久性に問題がないか、問題がある場合はどのような対処をすべきかを、プロの視点から判断させていただきます。
永家舎へのお問い合わせは、こちらから。
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