今回の現場は、水廻り全般を含む
ハーフリノベーションの工事です。
ハーフリノベーションは、使用頻度の高い空間を優先的にリノベーションし、あまり使わない空間はリフォームにとどめることで、コストを調節しながら快適な暮らしを手に入れることが出来ます。
まず、解体を行わない部分に余計な塗料などが付かないようシートで覆っていきます。
柱や基礎の解体も行うので、サポート柱や仮の筋交いで補強しながら作業を進めていきます。
浴室や台所回りでは、白蟻による柱・土台の腐食被害が見られました。
解体が終わり、基礎工事を進めていきます。
今回は間取りがガラッと変わるので、鉄筋を組み立てコンクリートで基礎をつくっていきます。
建物内部は調湿のために砂利敷きをしていきます。
床下には防湿シートを敷き詰めていきます。
また、家全体のカビ臭さを気にされていたので、調湿効果のあるダブルガードというマットを使用します。
基礎工事が完了して、いよいよ大工工事です。
まずは、梁補強を入れながら、仮に立ててあるサポート柱を新たな柱に入れ替えていきます。
同時に、筋交いや耐震補強の金物の取り付けを進めていきます。
床下は、変形することがない硬い床にし、その間に厚み90㎜のパイナルフォームという断熱材を入れていきます。
壁・天井にも同様に、断熱材を気密テープで目張りをしながら施工します。
今回、解体しない部分が多い為、一部の床については既存の床の上に断熱材を敷いて施工しました。