待ちに待った完成です。
外観は一部減築し、内と外をゆるやかにつなぐ屋根付きウッドデッキをつくりました。
雨がかり部分はメンテナンス性の良いガルバリウム銅板、その他はそとん壁を採用。適材適所な素材をご提案しました。
玄関部分は趣を残したまま、中央に間仕切りを設け、シューズクロークとコート掛けを作りました。
家族が多いと玄関の物も多くなりがちなので、来客ゾーンとプライベートゾーンが分けられるととても便利です。
キッチンを対面式にし、奥様が家事をしていても家族の気配を感じられる間取りにしました。
古民家の名残である装飾梁もアクセントとなっています。
リビングの天井は、ウッドデッキの天井と繋がるようにすることで奥行き感が増し、広く感じることができます。
さらに間接照明を取り入れ、落ち着いた雰囲気に仕上げました。
洗面台には奥様のこだわりがたくさん詰まっています。
おしゃれなブラック壁出し水栓を採用したいという事から始まり、使い勝手や娘さんが3人いらっしゃることを考え、洗面ボウルの幅も広いスペースを設けました。
鏡もスライド式になっており、鏡の裏にもたくさん収納できるように工夫しました。
サンプルを見ながら色を決めたり、張り方や目地の色など細かいところまで打合せをし、素敵な洗面台に仕上がりました。
水まわりは、リビング → キッチン → 水まわり →ファミリークローク → 寝室を回遊できるような動線に。
施主様からは「使い勝手がすごく良くて、大満足です!」との感想をいただきました。
ファミリークロークは、無印良品の衣装ケースがぴったり入るように間仕切り位置を決めました。
アイロンを掛けるスペースが欲しいというご要望をふまえ、アイロンを掛けてすぐにハンガーに掛けられるようにパイプを設ける提案をさせて頂きました。
干し場も近いので、洗濯から片付けまでの家事がスムーズにこなせます。
ご夫婦の寝室は、もともと座敷だった場所に設けました。
床の間部分にウォークインクローゼットをつくり、収納場所もしっかり確保しています。
天井や建具・欄間などはそのまま再利用し、解体費を抑えました。
枕元の新しく出来た間仕切り壁は、和紙クロスのアクセントクロスを張りました。
新しい部分と古い部分が違和感なく調和し、落ち着いた雰囲気に仕上がりました。
2階はもともと使っていませんでしたが、3姉妹のための子ども部屋にリフォーム。
予算を抑えるため、なるべく解体をせずに断熱性能を上げる工法を提案させて頂きました。
クロスやカーテンはお子さんたちがそれぞれ選び、見違える仕上がりになりました。