玄関の位置を替え、新しい玄関は大工さんが手作業で加工して建てました。
外壁は、部分的に「箱下見」という板と
※エツリを組み合わせて出来てきました。
※:かやぶき・藁ぶき屋根や土蔵の壁の下地材
外部の角見切りの断面です。
外部の木は季節や天気によって多少伸び縮みがあります。
隙間が出来ないように組み合わせます。
玄関の上がりの※框(カマチ)に幅広のタモの一枚板(面皮付き)を使いました。
※床の間や玄関の部分に横に入れる化粧材
内・外装とも民家の風合いがご希望で、内部の塗料に
※いろはを使用。
オイル塗料で、塗った後ふき取りの工程があるため、プロでなくても塗れます。
思い出作りとメンテナンスの勉強も兼ね、お客様自ら塗る事を提案しました。
(思ったより大変だったそうですが、
子どもさんも一緒にご家族全員で塗られたそうです。)
※:アールジェイ株式会社 日本古来の天然顔料であるベンガラ基となる自然塗料
新しい材料も古い材料も同じいろはを塗りました。
新しいものと古いものが上手くなじみました。