前回、自然素材や県産材の使用とSDGsの関係、自然エネルギー活用とSDGsの関係についてお話させていただきました。
(『
【SDGsと住まい】環境に優しいリノベーション(1)』参照)
本日お伝えしたいのは、実はリノベーションそのものがSDGs(持続可能な開発目標)の理念と深く結びついているということ。
建て替えと比較して、リノベーションでは大量の廃材が出ないため、資源の有効活用と廃棄物の削減につながります。
この環境に優しいリノベーションの本質には、日本人が古くから大切にしてきた“もったいない”精神が隠されています。「捨てられないから取っておく」のではなく、「今あるものを大切に使う」という気持ちと姿勢。
永家舎では、この“もったいない”精神を基盤としたリノベーションを行っています。
破棄される予定だった古建具。使われずに物置と化した部屋。
廃材となってしまう可能性のあるものを職人技術によって美しく修復し、使われずに放置されている空間を、家の構造と家族の歴史を理解したうえで生かす方法を考える。
地域の文化や技術を守りながら資源を有効活用するという姿勢は、現代のエコロジー思想とも深く結びついています。
さらに、このような“もったいない”精神を通じたリノベーションは、住まいの改善だけにとどまりません。
物を大切にする心、資源を無駄にしない工夫、エネルギーを効率的に使う知恵は、持続可能な社会づくりにつながる重要な要素。
永家舎ではこれからも“もったいない”精神を大切にしながら、環境に優しいリノベーションを提案し続けます。
それは、日本の伝統的な知恵と現代のエコロジー思想を融合させ、より豊かで持続可能な暮らしを実現する試みでもあるのかもしれません。
SDGs目標12[ つくる責任 つかう責任]
持続可能な生産と消費のパターン化は、永家舎のリノベーションそのものといえるのではないでしょうか。