台風被害で雨漏れしていた部分は解体して減築しました。
床をめくると大きい束石がごろごろ出てきましたがすべて撤去しました。
雨漏れしていたにも関わらず、白蟻被害はなく綺麗な状態でした。タイルのトイレだった部分が一部腐りがありましたが腐り部分だけ取り替えなので大掛かりな工事にはなりませんでした。
古民家の場合、土壁などで筋交いが入れれない場合が多い為、制震ダンパーを主に使用し補強を行いました。
又、柱が下がって和室の床が下がっていた箇所はジャッキアップを行い水平近くまで柱を上げました。
柱の下は腐らないように鉄板を加工してパッキンとして使用しました。
最低限の解体で床を水平近くまで上げる事ができました。
解体せずにジャッキアップするのは難しい為、うまくいってよかったです。
断熱は壁はイソベール90mm+気密テープ施工、天井はロックウール100mm+機密シート施工になっています。
2Fの床は1階の天井が表しになっており、かなりの不陸がありましたが、下地で調整を行い、隙間には断熱材を入れて下への音や断熱効果を高めております。
又、24mm合半を使用することにより、音の問題+水平面に対しての構造補強も兼ねて同時に行いました。