現場日記

完成

2020/1/20

建築デザイナー:

RENOVATION DATA 民家再生

ハーフリノベーション

リノベ前の問題点

・部屋が余っているが、家族皆で寛げる空間がない
・ダイニングキッチンが10帖しかなく、食事後にくつろげる部屋がない
・日当たりのよい南側に、使わない客間・和室がある
・階段が狭く急傾斜
・2階の4部屋が物置部屋になっている

リノベ後の改善点

・25帖のゆとりのあるLDKを設置
・空き空間を利用して、趣味のそば打ちの間を配置
・田の字の和室の一つを、ゆったり安全に昇降できる階段室に
・2階は、お子様・お孫様のお部屋にリノベ

キッチンはボーダータイルとグレーの天井クロスがアクセント。
グレーの部分は他より少し下げて隙間を作ることで、間接照明を仕込むスペースになりました。
夜になるとより雰囲気の良いダイニングキッチンに変わりました。

リビングのピアノ置場には、赤色のアクセントクロスを採用しました。
他の部分との色の違いがはっきりしているので、一部使いで十分アクセント感を出してくれています。

玄関は、天井を既存のままにして床や壁、建具などを新しくしました。
玄関収納は造作家具となっていて、タモ材の柾目(木目がまっすぐに通っているもの)が上質な空間を演出してくれています。
お客様が来るときに一番目に入りやすいものだからこそ、丁寧に打合せさせて頂きました。

洗面台も造作家具とし、水はねを気にしなくてもいいようにメラミンカウンターを採用しました。
壁への水はねにも考慮してタイル張りをして深い緑色から落ち着いた雰囲気を感じられます。
また、右手側に埋め込みの収納(奥行は10㎝程度)を作り、出し入れが楽に行えるよう配慮しました。

トイレの手洗いには、マットな黒色のボウルを採用し、白のタイルとグレーの目地で違和感が出ないように気を付けました。
配管が通る部分を上手く収納にすることで、掃除道具やトイレットペーパーの予備を置いておくことが出来ます。

S様邸日記（永平寺町）

2020年01月20日

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