外壁は、そとん壁と杉板の箱下見で
民家らしさを前面に出しています。
そとん壁は、火山灰から作られる塗り壁で
防水かつ、
高耐久性を保有している外壁材です。
また、退色や劣化が起きにくく、
メンテナンスフリーの材料です。
色合いも、
白いそとん壁と黒い塗装をした杉板でコントラストを綺麗にしました!
このお家の中で、
一番お気に入りポイントの玄関です。
お客様に
赤いクロスの天井を提案して、雰囲気を気に入ってもらい実現できました。
広い玄関でアクセントが何もないと淡白な感じになってしまわないかと思い、思い切って赤色を入れました。
やはり、
赤いクロスと濃い茶色の木材は相性バツグンだと改めて感じました。
続いて、団欒の間です。
解体した時に梁が出てきて、天井の高さをしっかり確保したリビングにする為には、
化粧材として見せることが一番の解決法でした。
濃い茶色で塗装して
新旧融合を図りました。
梁と間接照明の組合せも悩みました。
「ダウンライトだけでは少し暗い」と感じるところに、
間接照明を入れることによってお部屋全体に柔らかい光が広がり、明るさもしっかり確保できます。
間取りに制限がある中でも、しっかりと計画することでこんなにオシャレな空間が出来上がります!
トイレには、
造作の手洗器を作り、木質感あふれる暖かいトイレに仕上がりました。
水栓は自動水栓を採用し、水の止め忘れがないよう配慮しました。
また、
お手入れの面から手洗いの正面・左側・床にはタイルを貼り、水が跳ねてもお掃除がしやすいようにしました。
元々四ツ間あった座敷は、
移住スペースに二部屋を使い、
二部屋は今も座敷として使えるようにしています。
座敷は大きく工事していないですが、壁の塗替えと木部の塗装を行うことで、新しくなったかのような印象を受けますね。