基礎が完了したら土台を伏せていきます。
今回は、工場で土台や大引(オオビキ:1階の床組の重要な部材)を加工してくる、
いわゆる
「プレカット」を行っています。
既存の間口や柱の傾き等を計測して、全体の寸法を落とし込んでいきます。
その土台を抜いた後、今度は
柱の根本をカットして高さを調整していきます。
次は建物を降ろす作業です。
慎重にジャッキを下げながら架台を抜いていきます。
微調整をしながら、土台に乗るように順番に降ろしていきます。
建物を降ろした後、床下地を組んでいきます。
プレカットはしていますが、細かい部分はやはり現場合わせになっていきます。
ですが、そちらもきれいに納まりました。
次に断熱材を入れていきます。
床下は、予めプレカットした厚み85㎜の
パイナルフォーム(断熱材)を大引間に落とし込みます。
壁は、厚み90㎜の
高性能グラスウール(断熱材)を気密テープにて目張りしていきます。
天井には、厚み100㎜の
ロックウール(断熱材)を使用し、こちらは気密シートを併用しています。
次に
耐震補強も行っていきます。
間仕切りやサッシの開口等、プラン上で柱を抜く必要がある場合は梁を添わして補強していきます。
こちらの現場は元々土壁の建物でしたが、ジャッキアップ(ジャッキと呼ばれる機械装置を使って、家全体を持ち上げること)をする為、かなりの土壁も撤去しました。
それに代わり
筋交や
構造金物で耐震の補強も行っています。